12月7日、秋田は大曲市民会館小ホールで開催した、
「青谷明日香コンサート 〜故郷で弾き語る!2013〜」
雪の中、400人を超えるお客様にご来場頂き、
大盛況の中、無事閉幕しました!
今年はじめからなんとなく計画して、
夏前ぐらいに市民会館小ホールを押さえ、
右も左も分からない状態からスタートしたこの企画。
きっかけは、
去年終わりに色んなアーティストのホールでのコンサートを見に行く機会があり、
そのときに「ホールで聴く音楽っていいなあ!」と思った事。
何がいいって、席がある。
1人で行って居場所が見つからず、待ち時間に居づらくなることもない。
ホールにひびく音。
拍手。
喝采。
老若男女、年齢問わず。
そして広い空間なのに、なんだか1人の世界にも入って行ける。
すっかりホールでの魅力に取り憑かれた私は、
来年はホールライブをやる!とその時に決めた。
そして選んだ大曲市民会館小ホール。
小さい頃ピアノの発表会でも演奏した場所。
まずは自分の原点の場所からはじめよう。
そう思って地元のホールを選んだ。
しかし、はじめての経験。
最初の打ち合わせの段階で打ちひしがれ、
その後もやってきた様々な問題にも挫折しそうになり、
丸子川の土手で何度黄昏れた事か。
けれども、
少し背伸びした目標を掲げでもしないと人は成長しない。
この困難を乗り越えたらきっと忘れられない日になるだろう。
そう思って自分を振るい立たせた。
そのうちにどんどん協力してくれる人が増えて、
相談にのってもらってひとつずつ問題も解決できていって、
勉強になった。
ほんとうに。
こうしてイベントって作られて行くんだなーって思った。
いつもは出させてもらってる側。
主催側は、開催に至るまで果てしない準備がある。
当たり前のことなんだけど、
より深く分かった気がする。
ステージに上がる者としての、使命感、責任感を今まで以上に意識するようになった。
舞台装飾にいつも衣装を作ってくれている岩淵芙美子ちゃん(
birdcamp)が参加してくれることになった。
彼女の作品の中で演奏できること。
そして地元のみんなに彼女を紹介できること。
それがとても嬉しくて一気にやる気がみなぎった。
生保内小学校の金管パンド部の皆が演奏しに来てくれることになった。
今年の6月に生保内小の学習発表会予行演習を見に行かせてもらったときに、
アレンジや演奏スキルに感動。
熱烈オファーして校長先生はじめ父兄の皆様に快諾頂き、
コラボレーション実現。
当日、お客さんの喜ぶ顔が目に浮かんだ。
舞台監督を
蔵王龍岩祭でお世話になった、ヤリーさんがやってくれることになった。
川の土手でうちひしがれてる私を、
電話ごしで「心配することなんてなんにもないよー」と励ましてくれたナイスガイ。
音響さんは
Natural High!の夜中のたき火ステージで、「異端児の城」をリクエストしてくれたしんちゃんがやってくれることに。その後も様々な現場でお世話になったけど、間違いない音を作ってくれる素晴らしいPAさん。
照明さんは当日はじめて会う事になったじゅん君。
ホールでバッチリ照明で、なんてはじめて。
セットリストも事前に決めて御三方へ送ったりなど
普段はやらないやり取りがとても楽しかった。
ホールは飲食厳禁なので
出店があることなんてまずない。
でも開演までの時間や、休憩時間など、
ロビーでおいしいものを楽しめてもいいはず!
と思って声をかけたらみんな快諾してくれた。
直前で生保内小学校も生徒さんが開発した「駒ヶ岳あんべいいなチャーハン」を
販売してくれるという嬉しいことも決定。
鹿角ではレベル、
でチケットを取り扱って頂くことになった。
たくさんのお店でポスターを貼って頂いたり、チラシを置いて頂いたりした。
配るのを手伝ってくれた、かずみさん、小川さん、神谷くん、真吉さん、雄吾くん。
県内の色々な場所をまわってくれた。
FM秋田でスポットCMを流してもらった。
様々な番組で告知させてもらったし、出演もさせて頂いた。
何度も何度も電話やメールで応援メッセージをくれた、超兄貴、航さん。
最後の最後、イベント直前、ご自身の番組で私の曲を7曲もかけてくれるという、前代未聞のビッグプレゼントをくれた。
まぎれもない超兄貴だった…。
11月に出演させてもらったNHK秋田放送局の番組、ニュースこまち。
超秋田美人の今井キャスターに本当によくしてもらって、
熱心に、そしてとても丁寧にインタビューをしてもらった。
放送を見て、大々的に特集として流してもらえたことに感涙。
放送後のチケットの動き方が半端無かった。
東京からもたくさんの人にお世話になった。
イベントのチラシ、ポスターのイラストを描いてくれた
Boojilちゃん。
彼女のイラストを秋田県じゅうで見かけたら、サイコーじゃないか。
そう思ってオファー。
想像を遥かに超える素晴らしいイラストを描いてくれた。
さらにはグッズデザインもお願いすることに。
Boojilちゃんとの打ち合わせはいつも楽しい。
いつも夢がひろがる。
話の中で妖怪話が盛り上がり、
あんべいい「妖怪」をたくさん描いてもらうことになった。
そして完成した「あんべいいな妖怪」Tシャツとトートバック。
デザインが完成したときスタッフと喜びの絶叫をした。
こりゃー売れるね!!と。
無理をいって定休日の日にお店を開けてもらって打ち合わせしたり。
短い期間で間違いないものを作って頂いた。
京野さんの人柄の良さにはいつもホッとさせられる。
かわいい素材がたくさんある店内であれやこれやと打ち合わせする時間、
すごく楽しかったなあ。
特設WEBページ。
おなじみ、
ぐうの音のさとちゃんとホンちゃんが作ってくれた。
短い期間でささっと、素晴らしいページを作ってくれたに感謝。
そして迎えた当日。
本当にたくさんのお客様に来て頂いた。
1歳未満から、おばあちゃんまで。
私が思い描いていた「老若男女」のお客さんたちで溢れかえっていた。
何が嬉しかったって、
出店、ほぼ完売。
どのお店も。
照明と、舞台装飾の物語性。
超気持ちよい音の響き。
舞台の進行の超絶な安心感。
生保内小学校のみんながいきいきした演奏をしてくれたこと。
受付手伝ってくれたゴレンジャイ(かずみさん、ミキティー、小川さん、神谷くん、ハニー)がスペシャルな動き方をしてくれてなんのトラブルもなかったこと。
ななちゃんが1人で物販をさばいてくれたこと。
前日から秋田入りして超かわいいポップを作ってくれたこと。
コールアンドレスポンス、子供の声がすごかったこと。(大人もすごかったけど!)
何より、
もう、あげたらきりがないぐらい、
私は幸せだった。
たくさんのプレゼントも。涙が出そうになった。
しかしなんだか、ジェットコースターのように駆け抜けた気が。
あっという間の出来事だった。
不思議と終わっても実感が湧かなかった。
翌日、師走の秋田では見られないような青空が広がる。
降り積もった雪がキラキラと輝く、一面の銀世界。
そんな中で東京組のななちゃんやブッチーがキツネの兄弟のようにはしゃぐ。
その姿を見てはじめて、
ああ、終わったんだなとようやく思った。
そして、心からやってよかったなと思った。
「青谷明日香コンサート 〜故郷で弾き語る!2013〜」
本当にたくさんの方にご協力して頂きました。
心から
ありがとうございました。
いつかまた故郷で弾き語る日を夢見て、
日々精進したいと思います。
最後に、
一緒に悩みながら制作をしてくれたひぐらしレコードスタッフ、
サポートしてくれたわたしの家族。
本当に
ありがとう。
ノン写真な上に長くなっちゃった…