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日本ディープスポット巡り【第3回】
世の中には、奇々怪々な場所というものがいくつかある。
そんなディープなスポットをちょっとずつ紹介していこうと思う。


【第3回】
神様の宴

先週はじめ、長野は下栗の里という秘境中の秘境で開催された
「霜月まつり」へ総勢10余名で行ってきた。

元はと言えば3年前、
「旅の手帖」という雑誌で秋葉街道特集があり、
それに紹介されていたお祭り、ということで知った。

〜山深い谷に眠るような信州の秘境、遠山郷。
夜更けに古びた神社で、
全国66箇国の総社から地元の祭神まで、
あらゆる神々を招待し、
お願い事を申し上げるとともに湯を献上する、
“湯立て”の神事「霜月祭り」。〜
という記事に胸躍らされたものだ。
千と千尋の神隠しのモデルになったとも言われている。

記事を読んだ当時は、すぐにでも行ってみたい!という気持ちになったが
残念ながら行く手段がなく断念。
忘れかけた頃に今回の長野のイベント主催者ワカメちゃんから
「どうしても一緒に行きたい祭りがある」と言われ、
蓋を開けてみたらそれが霜月祭りだったのだ。
何の因果か。
これは行くしかないと、滞在を伸ばすことに。


会場は遠山郷という地域の様々な神社で開催されており、
日にちも幾日かに別れている。
今回行ったのは下栗の里。
「日本にチロル」と言われるほどの秘境。

道中、
くねくねの山道を進み、
こんなところに人が住んでるのか?と目を疑いたくなるところに集落があり、
その集落がある山のてっぺんに神社があった。

当日、雨がざあざあ降り。
神社の境内の提灯が怪しく光る。
神社の中から漏れるお囃子と太鼓の音。
出店は一切出ていない。


会場の神社に入ると既にお祭りが始まっている。
狭い神社の中に人がわんさか。
時間は23時ぐらいだったか。
真夜中から朝方にかけてのお祭りとの事。


釜がぐつぐつ煮えている。


最初に出てきたのは一番えらい神様だった。
(…と、そばにいたおっちゃんから説明をきいた)

ステップを踏みながら厳かに舞う神様。


釜の前に来て、そばにいるおっちゃんが袖をまくる。

その後神様がお湯に向かって
「エイ!ヤ!」
と孔雀王みたいにして印を組む。

まわりから
「ほれ!行け!」
という煽りだの、
「だいじょうぶ!」という激励の言葉だの、やんややんや、
もーうるさい。


神様は、全く動じずにしばらく溜める。


そして…!

おもいっきりサイドに湯をバシャッ!バッシャ!!!



刹那、
「あつううううう〜〜!!!!」
という観客の悲鳴。

私にもちらっとかかったが、少し離れた位置だったためか、
そんなに熱く感じなかった。

そして神様はぐるっと釜をまわって袖に消えて行った。



その後もたくさんの神様が出てくる。
この神様はどう考えても酔っぱらっている様子。
着物のはだけ方がやばい。
踊り方も千鳥足だった。笑

踊り終わるところで、やっとはだけた着物を直していた。
、、、、、おそいよ!!!!



この神様は子宝(?)の神様。
木彫りの赤ちゃん人形を持っている。
その人形を触ると赤ん坊を授かるんだとか。

一緒に行った軍団の中で、ご利益があった夫婦がなんと2組も居るらしい!

「女の子だったら絶対触っといたほうがいいよ!」
そうアドバイスを受けたので、



悪ノリした私は、

ついつい「触らせろよ〜〜〜!」と神様に絡んでしまった。



……そうしたら!



「俺が触らせろよ」



と仮面の下から野太い声!!!!

かっっっっ、神様がセクハラ発言するなんて!!!!!


聞いてはいけない声を聞いてしまったようだった。



その後出てきた青天狗。

大の天狗好きの私としては大興奮!


「青天狗かっこいいいい〜〜〜〜〜!!!」
と気づいたら接写しまくり。

ふと気がついたら青天狗と目が合ってしまった。


刹那、、青天狗に頬をすっと触られたのだ!

そして一言、
「今からこの青天狗が湯をかけるからな。」
と仮面の下からヨボヨボの声!!!!


どうやらご年配の青天狗を調子にのらせてしまったようだった!




中盤では若人たちが飛びまくってお客さんにヒップアタックする、
というさながらパンクのライブのような一幕もあった。
太古の日本からモッシュという文化はあったようである。

子どもが竜を退治するという場面も。




終盤、
「ののしられる」神様も出てきた。
写真には撮っていないが、
お伊勢参り帰りの老婆で、
ののしると木の枝のようなものでバシバシ反撃してくる。
反撃されたらご利益アリという感じらしい。
ののしる他に神様のケツをつねってもいいらしい。
どうゆうこっちゃ。

なんだかその日はお客さんがおとなしく、
あまりののしる人が居ないみたいで、
お祭り関係者たちがケツをつねったり、ののしったりで盛り上げようとしていた。

静かな観客を見かけた仲間のひとりがけしかける。
「よし、明日香ちゃん、ののしれ!!!!」

そして私は叫んだのだ。


「くぉの、きったねえババアが!!!!!!」


バシバシバシバシ!!!!!!!


神様は必要以上に反撃してきました。




大トリは赤天狗が剣の舞をしてシメ。



お祭りが終わった後、
地元のお祭り関係者に混じって
雑炊やらお漬け物やら頂きました。



雨だったし、
真夜中だったし、
山奥の山奥のそのまた山奥だったし、
あの神社の感じ、
提灯の淡い光、
神様の踊り、
ゆらゆら揺れる湯気、
なんだかすべてが夢みたいだった。

一晩明けて、
東京に戻る高速バスの中。
お祭りに一緒に行った歌うたいサトウリュースケと
「夢みたいだったよね」
というので意見が一致。

ああゆう夢、よく見てる気がする
とリュースケ。
わからなくもない。


神聖なんだけど、
どこかひょうきんでもあり、
愉快でもあり、
そんな陽気な神様たちと遊べる
1年に1回の夜。

なんだか夢のように
ぼーっとしたフォーカスがかかったように
ゆらゆらゆれる湯気のけむりとともに
私の心に残っている。
日本ディープスポット巡り | comments(2) | -
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コメント
どもーゴリラーパーカッショニストです!

満喫していただいたようで、、ありがとう。先月飯田の喫茶店で、めぐみちゃんと会って、あすかちゃんが霜月祭り行くかも。。。と知って一人でわくわくしとったもんで。この報告、うれしいな。

俺も下栗の2日前に、別の霜月祭りに行って来たよ。
実は、この手の冬の祭り。この秋葉街道沿いの辺境山岳地域では、同じようなまつりがほぼ全ての集落で、総数3ケタ近く行われているのです。。。夏は夏でまたある。。。深い、深すぎるっしょ。

夢カンカク。
ぼくは週末の夜、秋葉街道の深い谷をを抜けて飯田から浜松に帰ってくるんだけど、いつも山の中は別次元の様で、そして月や季節でいつも空気が違う。
浜松の街につくと、夢の中からでてくるような。不思議なカンカク。

このルーツの道。地元に限らず、できるだけ多くのアーティストに感じてもらって、日本の過去と未来をつないでもらいたいなー。と思って日々活動してます。

今年も、5月のアースデイ南信州にむけて、歩くに。
身近な日本を旅する中で「生きる」を感じる。そんな旅をつくりたいなと思っとります。
今年あすかちゃんが唄ってくれた、「生活の柄」。僕たちの旅の一部になりました。今年もまた一緒につくれたらならそんなにうれしい事はなーい!
| 山ごりら こと 雄大 | 2010/12/20 2:05 AM |
<ゴリラパーカッショニスト雄大くん
総数3桁ってすごくない???!!!
秋葉街道、掘り下げれば掘り下げるほどおもしろそうだよね!
今回の体験で、わたしも1曲出来ちゃいそう!
来年、またご一緒できたらいいなあ。
雄大くんは雄大くんの表現で。
わたしはわたしの表現で。
想像しただけでウキウキだよ!
| 青谷明日香 | 2010/12/24 12:30 PM |
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